74年10月にアストン・マーティンは、V8をベースにした4ドアサルーンによって戦前の名門ラゴンダの名を復活させたが、わずか7台しか造られず、76年10月のロンドンショーでこの2代目が衝撃的なデビューを飾った。新ラゴンダは、マセラーティ・クアトロポルテやデ・トマゾ・ドービルらと同じ市場を狙った4ドアのエキゾチックカーであり、旧ラゴンダがV8をベースに造られたのに対し、シャシー/ボディとも全くの新設計であった。ボディは鋼板を溶接したプラットフォームの上に鋼管の枠組みを構築し、アルミパネルの表皮を張るという従来どおりの工法で造られるが、そのスタイリングはエッジの効いた前衛的なもので、イタリアのこの種のクルマと同じ流儀でまとめられていた。内装はコノリーレザーを多用するものの、ダッシュボードは旧ラゴンダやV8サルーンのオールドワールド的なものとは180度異なる未来的なもので、計器類はすべてLEDによるデジタル表示だった。パワーユニットはV8と共通のDOHC5340ccで、ギアボックスはクライスラーのトークフライト3速ATのみが設定された。サスペンションは基本的にV8と同じで、前ウィッシュボーン/コイル、後ろはコイルで吊ったド・ディオンで、セルフレベリングダンパーが与えられた。ブレーキは4輪ベンチレーテッドディスクである。78年春にデリバリーが開始され、87年にはボディのエッジをやや丸めるなどのフェイスリフトを受けたのち、90年までに計610台が生産された。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 5340cc | 4 | 3速AT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。