アストンマーティン V8

1972年1月~1978年1月

72年1月にアストン・マーティンの経営権がデイヴィド・ブラウンから、カンパニー・ディベロップメンツに移った直後に発表された改良型V8。ヘッドライトがデュアルからシングルに改められるとともに、ノーズやフロントフェンダーのアウトレットに付くエンブレムから“David Brown”の文字が消え、サイドマーカーランプが付くなど細部が変わった。車名が示すとおりエンジンは、ル・マン用ユニットから発展した90度V8DOHC5340ccで、スポーツカーのロールス・ロイスを自負して出力/トルクは公表されていないが、圧縮比9.0とボッシュのメカニカルインジェクションによって推定340PS/5000rpm、55.0kgm/4500rpmといわれていた。ギアボックスはZFの5速MTが標準で、クライスラーのトークフライト3速ATも選べた。ステアリングホイールがアストン伝統の細身のウッドリムから、革巻きに変更されたのもこのシリーズ2からである。73年秋には排気浄化やメインテナンス性の点から4基のウェバーキャブに改められ、それをクリアするためにボンネットのパワーバルジが拡大されたシリーズ3に発展したが、74年末には今度はカンパニー・ディベロップメンツが倒産。名門の消滅かと思われたが、アメリカやカナダを始め各国からの出資者によって助けられ、Aston Martin Lagonda(1975)Limtedという新組織の下で生産が続けられた。その後77年2月には高性能版のバンテージ(カムシャフト、バルブ、マニフォールドが別物で、外観上はエアスポイラーが付く)を復活させてシリーズに加え、78年夏にはオープンのボランテも復活した。V8は89年までに2000台以上、ボランテは800台以上生産された。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 5340cc 2 5速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

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