アウディ100は76年8月、一新されて2代目となった。当初この新100はK70の後継たるVWの最上級モデルとして企画されたが、VWブランドで高級車を売ることを販売政策上不利と判断した結果、アウディ・ブランドからデビューした。開発を担当したのは故フェルディナント・ポルシェ博士の孫にあたるフェルディナント・ピエヒのチーム。新100最大の話題は、史上初のガソリン5気筒エンジンの採用である。ポルシェ時代にメルセデス・ベンツ300D(5気筒ディーゼル)の開発も担当したピエヒが、その経験を生かして開発したこのユニットは、基本的に80やVWパサート用の直4SOHC1600ccユニットに1気筒追加し、ストロークを伸ばしたものであり、2144ccから最高出力136PSを発生。下位モデル用には従来のOHV1871ccをベースにした4気筒SOHC1984cc115PS(ポルシェ924用と基本的に同じ)と、80と共通の1588cc85PSがラインナップされた。シャシーはほぼ旧100を踏襲し、サスペンションは前がネガティブオフセット・ジオメトリーを組み込んだマクファーソンストラット/コイルの独立、後ろはトレーリングアームとパナールロッドで位置決めされたコイルのリジッド。ボディは当初2/4ドアのノッチバックセダンのみで、77年に4ドアハッチバックのアバントを加えた。78年には2リッターディーゼル、79年には最高級仕様のCDを追加した後、82年には3代目に後を譲る。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 1984cc | 4 | 4速MT フロア | FF | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。