アウディ 80

1972年1月~1978年1月

アウディ100の小型バージョンとして72年7月にデビューした2/4ドア5座のFF小型サルーンで、72年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した傑作車。半年後に登場したVWパサートのベースとなり、FFに転換した新世代VWのさきがけとしての意義も大きい。クリーンなスタイリングは兄貴分であるアウディ100のイメージを受け継いだものだが、中味はすべて新設計であった。右に35度ほど傾けてフロントに縦置きされ、前輪を駆動するエンジンはベルト駆動の直4SOHCで、80/80Lには1297cc・60PS、80S/80LSにはひとまわり大きい1471cc・75PS、80GLにはさらにチューンを高めた1471cc・85PSが搭載された。80/80Lはシングルヘッドライト、80GLはデュアルライトを採用しているのが外観上の識別点である。サスペンションはフロントが、これ以後のアウディ/VW各車に使われることになるネガティブオフセット・ジオメトリーを採用したマクファーソンストラット/コイルの独立、リアはパナールロッドで位置決めされたシングルトレーリングアーム/コイルのリジッドである。73年8月には100PSを発生する1588ccエンジンを搭載したGTが2ドアのみに追加されたが、翌75年9月にはボッシュKジェトロニック(インジェクション)を装着して110PSを発生する、ゴルフGTIと共通の1588ccユニットを積んだ、より高性能なGTEに発展。追ってその他のモデルの1.5リッターユニットも1.6リッターに換装された。77年には初のフェイスリフトを受け、76年に登場した新100と同じような角型ヘッドライトが採用された。78年8月にはフルモデルチェンジされる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1471cc 4 4速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

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