オースティン 1300

1959年1月~1974年1月

通称ADO16(オースティン/モーリス/MG/バンデン・プラ/ウーズレー/ライレー)は、ピニンファリーナの手になるコンパクトなボディのなかに、59年に登場したミニ(ADO15)で確立したエンジン横置きの前輪駆動、ハイドロラスティック・サスペンションなどの特徴を備えた2/4ドア5座サルーン。ADO16のコードネームで呼ばれる。62年8月にまずモーリス1100としてデビューした後、MG(62年10月)/オースティン(63年9月)/バンデン・プラ(63年10月)/ウーズレー(65年9月)/ライレー・ケストレル(65年9月)とBMCのバッジエンジニアリングによって6ブランドから登場することになる。ボディの4隅にタイヤを配し、パワートレーンやサスペンションをコンパクトにまとめ、限られたサイズのなかに最大限の居住空間とトランクスペースを確保するというコンセプトはミニと同様で、優れたパッケージングを実現していた。特徴的なハイドラスティック・サスペンションとは、ミニと同様のラバースプリングの一部に液体を封じ込めた前後輪関連懸架である。当初のパワーユニットは直4OHV1098ccのBMC・Aタイプで、MG/バンデン・プラ/ライレーはツインキャブ仕様となっていた。67年10月にはテールフィンが削られるなどのマイナーチェンジが施されMkIIに進化、同時に1300が全ブランドに登場。68年春には1100MkIIはモーリス/オースティン版を残してすべて生産中止、MG/ライレーの1300はツインキャブ化された。68年秋にはバンデン・プラ/ウーズレーもこのエンジンに換装されると、MGとライレーはさらにパワーアップした1300MkIIへと進化。71年春にはモーリス/オースティンにもこのエンジンを積んだ1300GTが加わった。68年にBLMCとなって以降は合理化による車種統合が進み、69年にライレー、71年にはMG、さらに73年にモーリスとウーズレーが姿を消し、残ったオースティンとバンデン・プラも、後継車であるオースティン・アレグロ/バンデン・プラ1500の登場を受けて74年には生産を中止された。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
GT - 1275cc 4 4速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

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2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

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