オースティン・ヒーレー 100

1954年1月~1959年1月

1950~’60年代に北米を中心に大ヒット、“アメリカの恋人”とも呼ばれたスポーツカー。元々は1952年のロンドンモーターショーにヒーレー父子が私的に出品したショーモデルだが、プレスデイに会場を訪れたオースティン経営陣の目にとまり、一般公開日には早くも“オースティン・ヒーレー100”のネーミングが与えられるとともに正式な生産化が発表され、翌’53年5月にデリバリーが開始された。フロントミドシップに搭載されるエンジンは4気筒2660cc90PSで、他に110PSを発揮するチューニングキットを組み込んだ100M仕様も少数が限定生産された。流麗なフェンダーラインがなんとも美しいボディを持つ一方で、その乗り味は容赦なくワイルド。前方にスライドする可倒ウィンドシールドを寝かせてのドライビングは、古典的ながら爽快の一言に尽きる。しかしその野趣に隠れてわかり難いが、ブレーキ性能やエンジンの柔軟性などは非凡なものであった。1953年5月に生産開始して以来、最初期モデルのBN1、4速+オーバードライブのトランスミッションや拡大されたドラムブレーキなどのマイナーチェンジが施されたBN2、合わせて1万5000台近くが生産されるヒット作となった。ところで、ビッグ・ヒーレーのモータースポーツ活動としては6気筒3000時代のWRCラリーが有名だが、一方、4気筒ヒーレーは長距離レースがメインで、ミッレ・ミリアやル・マン24時間などでも大活躍を収めている。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
M - 2660cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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