BMW 320i

1975年1月~1982年1月

BMWのヒット作である2002系の後継モデルとして75年7月にデビューした3シリーズは、上位の5シリーズから受け継いだスタイリングと安全設計のボディに、基本的には従来の2002系から踏襲したシャシーレイアウトをもつ。ホイールベース2565mm、全長4355mmの2ドア5座ボディは旧02系よりホイールベースで65mm、全長で125mm大きくなり、316/318はシングル、320はデュアルのヘッドライトが与えられていた。サスペンションは伝統の4輪独立、ディスク/ドラムのブレーキにサーボを備えたほか、ステアリングがウォーム・ローラーからラック&ピニオンに改められたのが目新しい。エンジンは02系から受け継いだ直4SOHCだが、3種のキャブレターユニットはいずれも出力が5~9PS高められ、316では1573ccから90PS/6000rpm、318では1766ccから98PS/5800rpm、320では1990ccから109PS/5800rpmをそれぞれ発生した。2002tiiの後継にあたる320iでは、インジェクションをボッシュKジェトロニックに改めた結果、125PS/5800rpmとややおとなしくなった。77年8月には“ライトシックス”と呼ばれる新設計の直6SOHCユニット(1990cc・122PS/6000rpm)を搭載した320/6およびそのエンジンをスケールアップしてKジェトロニックを与えた323i(2315cc・143PS/6000rpm)を追加。これを受けて320は生産中止となったが、318はKジェトロニックを装着した318iに発展、モデル末期の82年には316をデチューンしたかつての1502に相当する315も登場した。また318と320には少数ながらバウア社によりカブリオレも造られた。82年秋にフルモデルチェンジされ、第2世代となる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1990cc 2 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

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2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

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