BMW 320i

1983年1月~1991年1月

1975年に発売され、コンパクトセダンの秀作として記録的なヒットとなった初代3シリーズから8年が経過した1983年に登場した2世代目3シリーズ。E-30というコード名を与えられたこのモデルは、2ドアのみだった初代に加え、4ドアモデルやBMW内製によるフルオープンのカブリオレが設定され、初代を上回る爆発的なヒット作となった。1983年のデビューに合わせて用意されたのは、1.8リッターエンジンにキャブレターを組み合わされた最もベーシックな316と、それにインジェクションが備わった318iの4気筒モデル2種類。そして初代3シリーズで、6気筒エンジンの傑作として世界中のエンジニアに注目されることとなったM60系スモールシックスが搭載される320i、323iを加えた計4モデル。1985年には、323iが廃止になり、その代わりに2.5リッタースモール6を搭載した325iと、325iをベースに、プラネタリーギアとビスカスカップリングを組み合わせたBMW初のフルタイム4WDモデル、325iXが登場した。加えて同年登場した325eは、スモール6と同じ素性を持ちながら、低中速回転域での効率を徹底的に追及した対環境エンジンを搭載したモデル。325eというモデル名ではあるが、実際の排気量は2.7リッター。このモデルは、国内へは鋭い加速性能への要求に応える意味で、ファイナルをやや下げた仕様となって、325iというモデル名で導入されている。さらに6気筒2.5リッターのディーゼルエンジンを搭載した324dも、1985年にラインナップされた。1987年、3シリーズは大幅なマイナーチェンジを受ける。316はインジェクションを備えた4気筒1.6リッターエンジンを搭載した316iへ。318iは、モデル名はそのままに、89×71mmのショートストローク型から84×81mmのスクエア型へと変更になった燃焼室を持つ1.8リッターエンジンへ。324dにはターボチャージャーが加わり、324tdへと生まれ変わった。以降、基本的なラインナップに大きな変更を加えることなく、1990年まで生産が続けらた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1990cc 2/4 5速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

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