71年から75年にかけて、ツーリングカー選手権におけるホモロゲーションを得るためにごく少数が造られ、最速のBMWを欲するエンスージアストに提供された軽量高性能バージョン。Lは“長い(Long)”ではなく“軽い(Leicht)”を意味する。71年に登場した最初のモデルではボンネットフード、トランクリッド、ドアなどにアルミパネルを使用し、装備を簡素化するなどして車重を3.0CSより200kg軽い1200kgに収めていたが、パワートレーンはノーマルの3.0CSと共通だった。72年には直6SOHCエンジンのボアを拡げて2985ccから3003ccに拡大。ボディにはモートルシュポルトGmbhの協力による風洞実験の結果、大型のエアダムスカートやテールスポイラー、ボンネット上の整流板などの空力付加物が装着された(テールウィングのみはドイツでは違法なため市販車では外された)。73年秋、今度はストロークが延長されてエンジンは3153ccに拡大され、空力付加物にも改良が加えられた。最終型のパワーユニットはボッシュの電子制御燃料噴射と9.5の圧縮比から206PS/5600rpm、29.2kgm/4200rpmを発生したが、これでも市販車ゆえに抑えられた数値だった。ギアボックスはノーマルのCSiと共通の4速MT、ファイナルも同じ3.25のままで、リミテッドスリップデフが標準装備。最高速はCSiと同様220km/hとされていたが、0-100km/h加速は7.1秒と速く、0-400m加速も15.0秒で走り切った。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L | - | 3153cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。