第2次大戦が終結、再建を図ろうとしたBMWだが、生産設備の多くが東側に持ち去られたこともあって戦後の生産再開は全くの新設計モデルたる、この501の発表を待たざるを得なかった。当時のメーカーの多くがまずベーシックで安価な小型車で戦後の再出発を図ったのに対し、BMWは高所得者に向けた高級車需要に賭けて、この501を送り出す。当初は新設計のV8ユニットを搭載してのデビューのはずだったが、諸般の事情で開発が立ち遅れ、まずは戦前の名車328用をデチューンした直列6気筒OHV2000ccユニットが搭載された。501の発売から約3年後の’54年には、念願のV8ユニットがようやく完成、502が追加される。しかし、まだ敗戦のショックから立ち直ることなく、しかも大インフレに喘いでいた当時の西ドイツでは、BMWの高級路線は明らかに時期尚早だったため、501/502共に商業的には失敗した。オリジナルは’36年まで遡る名機6気筒を搭載する501は’58年で生産を終えたが、502は最終的に’63年まで生産継続された。
全文を表示する
閉じる
グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2.6 | - | 2580cc | 4 | 4速MT フロア | FR | 5/6 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。