1986年に発売が開始された2世代目の7シリーズは、メルセデス・ベンツのSクラスに対する商品価値を、どれだけ高められるかということを徹底的に研究したモデルであった。そのことは、発売当初に用意された6気筒の各モデル、すなわち3リッターの730i、3.5リッターの735i、735iのホイールベースを114mm延長して後席の居住性を高めた735iLの3モデルに続き、翌1987年には、早くもV12気筒エンジンを搭載した750iと750iLを登場させていることからも容易に推察できる。メルセデス・ベンツに数年のアドバンテージを持って発売に漕ぎつけたV12気筒エンジンは、325iに搭載された6気筒2.5リッターエンジンを60度の挟み角で合わせたもので、325iのエンジンとは、84.0×75.0mmというボア×ストロークまで全く同じ仕様になっていた。1992年には6気筒エンジンを搭載するモデルは従来からの730iのみになり、735i、735iLに代わってDOHC32バルブヘッドを備えるV8エンジンを搭載した730i(3リッター)、740i(4リッター)、740iLが登場する。730iというモデル名が重複していて複雑なのだが、輸出国別に異なったモデル名を与えるなどして、対応していたようだ。この7シリーズは、メルセデス・ベンツが新型Sクラス(W140)にV12エンジンを搭載する対抗馬を用意した早々の1995年、新世代の7シリーズ(E-38)へとスイッチされた。写真は735i。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
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(名称なし) | - | 4988cc | 4 | 4速AT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
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