1970年代後半は多くのアメリカ車にとってまさにダウンサイジングの時代であり、127インチという長大なホイールベースを誇ったビュイックのフルサイズ、エレクトラも118.9インチへと大幅なダウンサイジングを受けた。ちなみにステーションワゴンのエステートではさらに顕著であり、同じく127インチから115.9インチへとダウンサイジングを受けていた。ボディバリエーションは2ドアクーペ、4ドアセダン、4ドアステーションワゴン（エステート）の3種。グレードはベースモデルのエレクトラ225とエレクトラ・リミテッドの2種。エステートはシングルグレードだった。標準エンジンは350CI/Cubic Inch V型8気筒OHV（155PS）。オプションで403CI V型8気筒OHV（185PS）が用意されていた。このエンジンはオールズモビル製であり、他に350CIの一部にもシボレー製とオールズモビル製があった。翌1978年には最上級グレードとしてエレクトラ・パークアベニューを追加。1980年にはエレクトラ225を整理し、350CI V型8気筒OHV（105PS）ディーゼルをオプションエンジンに追加したが、同時に403CIが整理されている。さらに1981年にはエステート以外の標準エンジンを252CI V型6気筒OHV（125PS）に縮小化すると同時に、エステート用標準エンジンとその他のオプションエンジンから350CIを整理し307CI V型8気筒OHV（140PS）へと小型化した。この後、1984年モデルまでの変更点はわずかだった。

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