1950年代のキャデラックのラインナップの中で、シリーズ62は基本的にオーナードライバーによるパーソナルユースを、シリーズ60はショファードリブンによる法人ユースを、そしてシリーズ75はさらに少数のフォーマルユースを想定していた。そんなシリーズ62のバリエーションの一つとして、1953年モデルから加わったのがエルドラード・スペシャルである。そのキャラクターはシリーズ62のトップグレードというべきもの。ボディ形状は2ドアコンバーチブルのみだった。エンジンは331CI(210PS)V型8気筒OHV。その装備は専用の高品質な本革とクロスを併用した豪華な内装他極めて充実しており、事実上専用装備+フルオプションとなっていた。当然価格も極めて高価であり、同じボディ形状のシリーズ62・2ドアコンバーチブルが4144ドルだったのに対して、エルドラードは2倍近い7750ドルに達していた。生産台数は532台。来るべき黄金の1950年代を予感させるような、豪華絢爛なキャデラックの代表モデルである。この後エルドラードは、1956年には2ドアハードトップをラインナップに加え、パーソナルユースを想定したキャデラックのトップモデルとして、長年に渡って君臨することとなる。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エルドラード・スペシャル | - | 5424cc | 2 | 4速AT コラム | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。