1965年のモデルチェンジでは、また少しボディが大きくなり始める。デザインはそれまでの装飾過剰なものからシンプルでクリーン、エレガントになった。メタリックな表情を持っていたリアエンドパネルはバンパー以外はボディカラーと同じになっている。丸い小さなリアランプは、'59年型を除く'58年からのフルサイズの伝統で、ビスケインとベル・エアは左右に2つずつ、インパラだけが3つずつというのを守っている。ボディバリエーションもほぼ変わらず、それぞれにステーションワゴンを持ち、インパラにのみSSシリーズがあった。インパラにはこの年、強剛性シャシー、サスペンションを持つ、カプリース・カスタムセダン・オプションパッケージというのが4ドアハードトップにのみ設定されている。これは翌'66年にカプリースという新しいシリーズで、シボレー・フルサイズの4車種目として正式にレギュラーモデルの最高位シリーズとして位置付けられた。'66年モデルでは若干のフェイスリフトと、ついに円型から角型にテール・ランプが変更された。カプリースのボディバリエーションは、4ドアハードトップ・カスタムセダン、2ドアハードトップ・カスタムクーペに6人乗りと9人乗りのステーションワゴン2種が用意された。フルサイズとしてのエンジンバリエーションは直列6気筒が155PS1種、V型8気筒は195PSの標準エンジンのほかにオプションで220PSから425PSまでが選べた。

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