1965年にモデルチェンジを行ない、更にスポーティーなデザインとなった。美しいそのラインはコルベットの影響を受け、同様にサスペンションもリアがコルベットの流れを汲んでいた。時代の先端を行く、最も美しいコンパクトカーとなったのである。それまでの700シリーズがなくなり、500、モンツァに加えて'65、'66年モデルのみ“コルサ”という最上級のシリーズが生まれる。コルサのエンジンは排気量をアップ、4キャブとして140PSになったものが用意された。ボディはすべてハードトップとなり、2ドアはコンバーチブルとスポーツクーペ、4ドアはスポーツセダンと呼ばれる。ターボチャージャーは排気量の増加に伴い180PSとなるが、高出力化でリアエンジンならではの操縦性が危険視され、ラルフ・ネーダーに欠陥車として槍玉に挙げられてから'66年モデルで終焉を迎える。同様にコルサ・シリーズもラインから落ちて、これ以降はスタンダードの500シリーズとモンツァ・シリーズのみとなり、人気が衰えて1969年モデルを最後に生産を終えた。これ以降、アメリカの大手メーカーは斬新なメカニズムの開発に消極的になったといわれている。独特の排気構造で有名なマフラーを製作するイタリアのアバルトは、何故か唯一このコルベアのマフラーだけをアメリカ車用として開発していた。写真とデータは1965年コルサ・2ドアハードトップ・スポーツクーペ。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
500 | - | 2684cc | 4 | 2速AT コラム | RR | 6 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
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保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。