第二次世界大戦前のシボレーは1941年にフルモデルチェンジを実施した後、1942年にグリル回りのデザインを一新するなどのマイナーチェンジを行なった。車種バリエーションはマスター・デラックス、スペシャル・デラックスの2種。スペシャル・デラックスはフリートマスターとフリートラインの2種にさらに細分化されていた。ボディバリエーションは2ドアクーペ、2ドア・タウンセダン、2ドアコンバーチブル、4ドアセダン、4ドアステーションワゴンの5種が基本だったが、フリートラインだけは特徴的なファストバックデザインを備えた2ドア・エアロセダンと、4ドア・スポーツマスター（セダン）で構成されていた。エンジンは216.5CI（90PS）直列6気筒OHVである。第二次世界大戦後の1946年に生産が開始されたシボレー車は、戦前の1942年モデルの外観を少々手直ししたものだった。ここでのモデルはマスター・デラックス改めスタイルマスターになっていた他、スペシャル・デラックスに相当していた2モデルは、それぞれフリートマスターとフリートラインという独立した車種となった。ボディバリエーション、メカニカルコンポーネンツなどは1942年モデルから変化はなかった。写真は48年スタイルマスター。

全文を表示する

閉じる