戦後の1946に生産が再開されたクライスラーは、他メーカーの多くのモデルと同様に1942年モデルをベースに少々内外装をリファインしたものだった。車種バリエーションはローヤル、ウインザー、サラトガ、ニューヨーカーの4種。ローヤルとウインザーにはフォーマルユースを想定したロングホイールベースのフォーマルセダン＆リムジンが設定されていた。ボディバリエーションは2ドア・クラブクーペ、2ドアクーペ、2ドアセダン、2ドアコンバーチブル、4ドアセダン、4ドア・タウン＆カントリーワゴン。そして前述のロングホイールベースセダン＆リムジンと極めて多彩だった。ホイールベースは標準モデルが121.5インチ、ロングホイールベースモデルが139.5インチ。このリムジンは最上級のニューヨーカーには設定がなく、決して最上級のプレミアムリムジンではなかったことに注意する必要がある。エンジンはローヤルとウインザーが250.6CI（114PS）直列6気筒SV、サラトガとニューヨーカーが325.5CI（135PS）直列8気筒SVだった。いずれも1948年モデルまでの変更点はわずかだった。写真は46年からのタウン＆カントリー・セダン。

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