ロングセラー、タフトの後継者として1984年5月、まずは商用登録のバンモデルからデビューしたダイハツ第2の4WDクロスカントリー車。翌1985年9月には、リアシートの居住性を大幅に向上させ、乗用車登録としたワゴンモデルも追加される。ボディはハイルーフ風の“レジントップ”とコンベンショナルな“ハードトップ”の2本立て。エンジンは、後期型タフトから継承された4気筒OHV2.8リットルのディーゼルに、ターボチャージャーが組み合わせられた。イタリアのベルトーネ・フリークライマーのベース車両として、ボディ＆シャシー、そしてエンジンを除くメカニカルコンポーネンツを供給したことでも知られている。1993年4月には大規模なチェンジを行ない、サスペンションの一新をはじめ、全幅を110mmも拡大させる巨大なオーバーフェンダーやモダナイズされた前後スタイルなどで印象を大いに改めた。OHV2.8リットルのディーゼルターボエンジンも、インタークーラーの装着などで115PSまでスープアップしていた。その後、次第に主力はライトSUVのロッキーへ、さらに1997年のテリオス誕生などにより“本格派クロカン”はフェードアウトする。写真はレジントップGLとEL。

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