デイムラー 3.6

1986年1月~1990年1月

'86年にデビューした3.6は、18年ぶりにフルモデルチェンジされた新型6気筒サルーンモデル、XJ40シリーズのデイムラー版である。先代XJ-6シリーズIIIに似せられてはいるものの、ボディ/シャシーは、'80年代最新のテクノロジーで造られた全くの新設計である。外観はラジエターグリルのシェル上部に伝統のフルート(縦溝)が入ったことを除けば、ジャガー版の姉妹モデルと大きくは変わらない。エンジンは、'83年にXJ-S用として初めて紹介された新型主力エンジン、AJ6型3.6リッターが搭載される。AJ6ユニットは、'48年の発表以後、実に35年にも亘ってジャガーの主力エンジンとして君臨したXKユニットに代わる新型エンジンで、基本的にはXKと同じストレートシックスのDOHCながら、当時のトレンドに従って気筒あたり4バルブとされた。デイムラーのもう一つの魅力、豪華なインテリアは依然として健在で、玉杢のローズウッドトリムとコノリー社製レザーハイド、ウィルトンのウールカーペットが贅沢に奢られている。しかし、ジャガーには存在する2.9リッターSOHC24バルブの廉価版は、上級に設定されたデイムラー・ブランドでは生産されない。変速機は、ゲトラーク製5速マニュアルの他に、ZF製4速オートマチックが組み合わされる。このATで特筆すべきは、現代に至るまでジャガーの特徴となっているJゲートが初めて採用されたモデルであることだ。これはATでのマニュアル変速を積極的に考慮したもので、現代的なATの考え方に一歩先んじたアイデアであろう。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 3590cc 4 5速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

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