1893年に設立された英国最古のメーカーであるデイムラーは、1950年代後半まで50年余に渡って英国王室の御料車を造り続けた名門だが、経営難から1960年にジャガーの傘下に入った。それ以降オリジナルモデルの開発は中止され、ジャガー・サルーンとの共用化が進められた。初代ソブリンはジャガー420の双子車として66年に登場したが、本家であるジャガー版がXJ6にモデルチェンジした1年後の69年10月、そのデイムラー版たる2代目ソブリンがデビューした。伝統の波型を残したフロントグリル、デイムラー式の楯バーが入るトランクリッドとやや高級化された内装など細部を除けばXJサルーンと実質的には変わるところはなく、若干高い価格が設定されていた。直6DOHC4235cc・186PS、2791cc・149PSの2種のXKユニット、4速MTが標準で、オプションでOD付きとBW製3速ATが用意されるギアボックス、前がサブフレームにマウントされたダブルウィッシュボーン／コイル、後ろはロワーアームとトレーリングアーム、アッパーアーム兼用の固定長ハーフシャフトと左右それぞれ2本のコイル／ダンパーで構成された全輪独立懸架などのメカニズムは当然ながらXJ6とまったく同じである。72年10月にホイールベースを100mm延長したLWB版が4.2のみに追加された後、73年9月にはXJ6と同時にシリーズIIに発展した。
全文を表示する
閉じる
| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (名称なし) | - | 4235cc | 4 | 4速MT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を２輪・４輪を切り替える事が出来る４WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額（地方消費税額を含む）を含んだ総額表示（内税）となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金（除く消費税）、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。