デイムラー ソブリン

1973年1月~1978年1月

ジャガーXJ6のデイムラー版として69年10月にデビューした2代目ソブリンは、73年9月、XJ6と同時にアメリカの安全基準の変更に伴う安全対策を主とした改良とフェイスリフトが施され、シリーズIIに発展した。外観上はマークIに比べフロントバンパーの位置が上がったためラジエターグリルの天地寸法が短くなり、ウィンカーはバンパー上から下に移設された。内容的にはドアにWセクションの構造材が組み込まれ、内装もダッシュのデザイン、スイッチのレイアウトからトリムまで大きく変更された。機構的にはフロントのディスクブレーキがベンチレーテッドとなったことが目新しい。バリエーションはノーマルと、ホイールベースが100mm長いLWB版の2種のサルーンに加え、新たに“2ドア”と呼ばれるXJ6C(2ドアハードトップクーペ)のデイムラー版が追加されたほか、エンジンが4.2リッターのみとなった。75年4月にはサルーンボディがLWB版のみとなると同時に3442ccエンジンが追加され、ソブリン3.4/4.2と呼ばれることとなる。また従来はV12エンジン搭載のダブルシックスのみに用意されていた豪華版のバンデン・プラが4.2に追加された。77年で2ドアは生産中止され、79年5月には後席ヘッドルームの増大を目的としたルーフラインの変更、フロント三角窓の廃止、バンパーの大型化など外装および内装のフェイスリフトが行なわれてシリーズIIIに発展。3.4が廃止されて4.2のみとなったほか、機構面では4.2リッターユニットがインジェクション化され、マニュアルギアボックスは4速+ODに代わって、ローバーSD1と同じ5速が標準となった。83年にはフロントグリルの意匠が変わるとともにマニュアルギアボックスが廃止され、また名称から“ソブリン”が落とされ単にデイムラー4.2となった。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 4235cc 4 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

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