
1959年8月発売の初代「ブルーバード」に、1960年7月から加わったボディバリエーションがこのエステートワゴン。高い利便性ゆえにステーションワゴンが普及している欧米とは違って、「まるで商用ライトバンみたい」と、まだまだ一般には理解されなかったのがこの頃の日本市場。日産では、古くはダットサンブランドでそれを販売していたが、近代的国産ステーションワゴンのはしりとしてブルーバードシリーズにもいち早く設けたものであり、輸出も行われた。「ビジネスにドライブに高級乗用車として楽しく……」とうたうエステートワゴンは、ホイールベースや全長寸法は装備関係とともにセダンデラックスと等しく、ルーフを後端まで延ばして上下二枚開きのテールゲートを設けたところが最も大きな相違点。リアシートのクッションを前に起こし、バックレストも前倒しして荷物スペースを広げる仕組みはライトバンと同じだった。エンジンはセダンと共通のE1型4気筒OHVの1189cc・43ps、トランスミッションは3速マニュアルのコラムシフトのみ。後輪のリーフスプリングは、セダンと比べわずかに板厚を増した。1960年10月には、セダンを含めて1200ccエンジンは55psにパワーアップを果たし、3速マニュアルギアボックスはフルシンクロ化(国産乗用車初とか)されるなどの改良を受け、内外装も若干変更。1961年8月からはフロントグリルとテールランプを大型化するマイナーチェンジを実施。1962年9月にも内外装の変更を行ったあと、1963年9月には2代目410型にフルチェンジした。
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| グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1200エステートワゴン | - | 1189cc | 5 | 3速MT コラム | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。