2世代目のサニーは2／4ドアセダンおよび2ドアクーペ、バンとも1970年1月に登場した。1000ccでスタートしたエンジンは、強力なライバルのカローラに対抗してこの世代から1200ccに拡大、ボディはひと回り以上大きくなった。それを補うように、（チェリー誕生までの）当面は初代1000も併売とされた。機構面で2世代目は、フロントサスペンションが横置きリーフからストラット／コイルに、ブレーキもまた前輪がディスクへと近代化。ストロークを延ばした1200ccエンジンは5メインベアリングとされ、OHVながらも一層、吹け上がりの軽やかさを増した。バランスのとれた運動性の高さ故にこの世代のサニー・クーペは、ホモロゲーションが切れるまでの長い間、ツーリングカーレースにおいて大活躍したことはよく知られる。1970年4月、SUツインキャブレター装備の1200GXセダン／クーペが加わり、翌71年4月には上級のサニー・エクセレント・シリーズが誕生。1972年1月は外観を含めてマイナーチェンジ。同年3月は1200GXの3速ATを、同8月にはギアボックスの5速めが直結レシオとなった1200GX-5を加えた。1973年5月発売の3世代目では、クーペは3ドアハッチバックに生まれ変わるから、2ドアクーペはここで一旦途切れる。

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