ドラージュ D8-120

1937年1月~1939年1月

1920年代のグランプリへの過大な投資などで、’33年にドラージュ社の経営は破綻、ドライエの傘下に入る。このD8-120シリーズは、ドライエ傘下に入ったのちのドラージュの最高級モデルである。かつてのD8シリーズは完全自社設計の直列8気筒エンジンを搭載していたのに対し、D8-120は元を正せばトラックエンジンだったことでも有名な名作ユニット、ドライエ135シリーズ用の6気筒に2気筒をプラスした新型ストレート8のOHVを搭載するが、その素性とは関わりなく素晴らしいグランドトゥアラーとなった。標準型D8-120のほかに、4基のキャブレターでチューンした高性能版、D8-120SSもごく少数ながら製作されている。普通の量産車とは異なり、この時代の高級車の特徴だが、旧来のドラージュも伝統に従って、D8-120にも数多くの名門カロスリが競うように美しいボディを架装した。中でも、当時のル・マン・レーサーをモチーフとしたレトゥヌール・エ・マルシャン製のセンターピラーレス・ベルリネットや、トヨタ博物館展示車のようなフィゴニ・エ・ファラッシ製のデカポタブル/クーペは特に有名なボディであろう。※詳細なスペックが発表されていないため、一部、不明なデータがあります。ご了承ください。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
フィゴーニ・エ・ファラッシ・デカポタブル - 4744cc 2 コタル式半自動4速 FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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