デソート ファイアドーム

1952年1月~1957年1月

クライスラーにおけるデソートの位置付けは、ミドルクラスのスポーティーモデルといったものだったが、そのキャラクターが際立つ様になったのが1952年モデルのこと。トップモデルとしてファイアドームが加わったことがきっかけだった。従来は250CIの直列6気筒サイドバルブをラインナップするだけだったデソートのエンジンが、ファイアドーム用のみ、一足飛びに276CI(160PS)V型8気筒OHVヘミヘッドへとグレードアップされたのだ。当初のボディバリエーションは4ドアセダン、2ドア・クラブクーペ、2ドア・スポーツマンハッタン・ハードトップ、2ドア・コンバーチブル、4ドア・ステーションワゴン、そしてロングホイールベース4ドアセダン。ファイアドームの下にはベーシックモデルとしてパワー・マスターが存在していた。このラインナップに変化が訪れたのは1955年のこと。パワー・マスターが廃止されファイアドームがベーシックモデルとなり、新たに上級モデルとしてファイアフライトが加わった。この年、ファイアドームのエンジンは排気量を291CIに拡大。最高出力も185PSにアップしていた。続く1956年モデルのボディバリエーションは2ドア・セビル・ハードトップ、4ドア・セビル・ハードトップ、2ドア・スポーツマンハッタン・ハードトップ、4ドア・スポーツマンハッタン・ハードトップ、4ドアセダン、2ドアコンバーチブル、4ドアステーションワゴン。エンジンの排気量はさらに330CI(230PS)へと拡大されていた。ファイアドームは1959年モデルまで存在していたが、1958年以降のモデルはヘミヘッドユニットが装着されなかった。1957年モデルに搭載された最終型デソート・ヘミのスペックは341CI(270PS)に達していた。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
セビル - 5407cc 2 3速MT コラム FR 6 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る