ヨーロッパフォード フィエスタ

1976年1月~1989年1月

76年6月にフォード・オブ・ヨーロッパから送り出された世界戦略を狙った小型大衆車。ドイツ/イギリス/スペインの3カ国分業で造られ、GMのTカー(カデットやジェミニ)に対抗するフォードの回答というべきもの。全長3.6m前後の2ドア+ハッチバックボディに1.0/1.1リッターユニットを横置きしたFFと、VWポロ/アウディ50/ルノー5/フィアット127/BLミニなど直接のライバルと目するものたちと同じレイアウトを採用した。当初日産のA12型も候補に上がったが、結局は自社製となったエンジンは、遠く59年にアングリア用として開発された直4OHV、すなわち英フォードのケントユニットを下敷きに徹底的に再設計されたもの。旧エンジンとの互換性こそなくなっていたものの、3ベアリング、ヘッド/ブロックは鋳鉄のままと、登場時からすでに旧式の感は否めなかった。チューンは957cc・40PSとその圧縮比を高めた45PS、そしてストロークを伸ばした1117cc・53PSの3種があり、ギアボックスは4速MTのみで、VWやホンダと同様にエンジンと同軸上にギアボックスを配したダンテ・ジアコーザ式のFFレイアウトが採用された。最高速度は40PSが130km/h、45PSが137km/h、53PSが145km/hとクラスで標準的なところ。バリエーションはベーシック/L/S/ギアと4種で、エンジンは1リッターが標準で1.1リッターはオプション、ただしSには1.1リッターのみが搭載された。翌77年にはS/ギアに1297cc・66PSが加わり、81年秋には1.6リッターユニットを積んだ高性能版のXR2を新設した。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1117cc 3 4速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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