ヨーロッパ・フォード一元化政策のもとに72年3月に登場したコンサル/グラナダ・シリーズは、ドイツ・フォードの17M/20M/26Mおよび英国フォードのゼファー/ゾディアックに代わるアッパーミドルサルーンであった。内外装の装飾と装備によって普及版がコンサル、高級版がグラナダとなるが、2/4ドアセダン、2ドアクーペ、5ドアワゴンの3種のボディは共通で、また2ドアセダンおよびクーペはドイツ版のみにラインナップされた。高級版たるグラナダの当初のバリエーションは、ベーシックのグラナダ/GXLの2種で、ドイツ版のパワーユニットはV6OHV2274ccが標準、同じくV6の2520cc/2994ccがオプションだった。74年に最上級モデルのギアを加えたのち、翌75年2月にはコンサルを廃止してグラナダに統一。フロントグリルなど外観をモディファイすると同時に、それまでコンサル専用だったV4OHV1699ccおよびV6OHV1998ccもグラナダに搭載されるようになった。サスペンションはフロントがダブルウイッシュボーン/コイル、リアがセミトレーリングアーム/コイルによる全輪独立懸架。ブレーキはサーボ付きディスク/ドラム。ステアリングはラック&ピニオンで、上級モデルにはパワーアシストが標準で付く。76年10月にはインジェクションを装着したV6OHV2792ccユニット搭載の“i”が加わった。77年8月にはモデルチェンジを迎える。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 2994cc | 4 | 4速MT フロア | FR | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。