フェラーリ 166

1948年1月~1953年1月

1948年から製作されたフェラーリの出世作。アルファ・ロメオとの協定期間が終わり、ようやく自らの名を冠したコンストラクターを立ち上げたエンツォ・フェラーリは、パッカードの12気筒モデルに感銘を受けて、後にフェラーリの代名詞となるV型12気筒エンジンを選択、創立当初の主任設計者ジョアッキーノ・コロンボの主導でまずは1.5リッターの125からマシーンの製作がスタートされた。しかし、レースの成績は振るわず、すぐに1.9リッターの159、そして2リッターの166に進化、遂にフェラーリに主役となるべきマシーンが登場することになる。V型12気筒2リットルユニットを搭載する166は、主にトゥリング製バルケッタやベルリネッタボディと組み合わされて、’48年のミッレ・ミリア、第二次大戦後の復活第一戦たる’49年のル・マン24時間レースで共に総合優勝するなど、世界のレースで素晴らしい活躍を見せ始めた。また、その一方でロードユーズ向けシャシー、“インテル”も初めて40台ほどが生産され、トゥリングの他にも、ヴィニャーレやスタビリメンティ・ファリーナ、ギアなど、名門カロッツェリアが挙って美しいボディを架装した。これらの166たちは裕福なアマチュアドライバーたちに極めて好意的に迎えられ、のちにフェラーリが享受する世界的名声の礎となった。’50年には195、212なども相次いで登場、一旦はより大型のモデルに主力を譲るが、’53年には166MM/53を製作し、今度は2000cc以下のクラスでミッレ・ミリアに挑戦した。写真はMM/53。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
MM - 1995cc 2 5速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

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