1959年のパリサロンで発表された、従来の250GTベルリネッタ・トゥール・ド・フランスに代わるフェラーリの新型市販レーシングベルリネッタ。運動性向上のため、ホイールベースを200mm短縮、のちにフェラーリFRベルリネッタ黄金律となる2400mmのホイールベースが与えられたことから“SWB(Short Wheelbase Berlinetta)”という名が一般的となった。総アルミ製のレーシングベルリネッタが本流なのはT.d.F.の時代と変わらないが、ベルリネッタとしては初めてロードユーズ用のスチールボディ製ストラダーレも造られた。2953ccのV12コロンボ・ユニットは、ストラダーレでこそノーマル250GTと変わらない低めのチューンが組み合わされるが、さすがにコンペティツィオーネでは280PS/7000rpmというハイチューンが施されており、軽いウェイトと相まって素晴らしいパフォーマンスを実現していた。ピニンファリーナ・デザイン、スカリエッティの製作によるベルリネッタボディは、前任モデルの250GTベルリネッタT.d.F.よりもさらにワイルドな雰囲気が強められているが、面の張りやラインの緊張感がコンペティツィオーネの野趣を感じさせる極めて魅力的なもので、こののちのクーペデザインにも絶大な影響を残した。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SWB | - | 2953cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 2 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。