フェラーリ ディーノ308GT4

1973年1月~1979年1月

1973年、フェラーリの慣例通りパリサロンにデビューしたディーノ308GT4は、8気筒フェラーリの最初を飾る記念すべきモデルながら、同時に極めて異色の1台でもある。確かにディーノ246GTはフェラーリ史上稀に見るヒット作となったが、'72年にランボルギーニがV8をミドシップに横置きし、2450mmのホイールベースながら2+2のシートアレンジを一応は成立させたウラッコP250を発表させると、246GTの旧態化、手荷物を置くスペースにも事欠く実用性の低さ(純粋さと裏腹なのだが……)は顕著となっていた。これらのリクエストは特に北米マーケットを考えれば無視できないもので、308GT4として結実することになる。市販フェラーリとしては初めての経験となる新開発のオールアルミ製V8ユニットは、BB用“ボクサー”12に次ぐコッグドベルト駆動の4OHCで、2926ccのキャパシティーから255PSを発揮した。フェラーリの通例ならピニンファリーナに委ねられるべきデザインは、この308GT4に限ってはカロッツェリア・ベルトーネに委託された。当時のチーフスタイリスト、マルチェッロ・ガンディーニが手掛けたスタイリングは、やや地味な印象もあるが、同社の傑作ランチア・ストラトスやフィアットX1/9に近似したラインを持つスタイリッシュでクリーンなものとなった。2550mmのホイールベースに+2シートを収めているため、実質的には幼児用か手荷物程度のスペースに過ぎないが、その代わりにハンドリングはディーノ、あるいはフェラーリの名に恥じない極めて優れたものである。当初ディーノと呼ばれていたが、'76年からはフェラーリ・ブランドで販売されることになり、フェラーリ・スタイルの5本スポークのアロイホイールも組み合わされるが、これによってディーノ・ブランドは消滅してしまった。'80年、ピニンファリーナ・デザインの新たな2+2ミドシップ、モンディアル8に後を譲ってフェードアウトする。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 2926cc 2 5速MT フロア MR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

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