フィアット 124

1966年1月~1974年1月

'45年以来、永らくフィアットの舵取りを担当した中興の祖、ヴィットリオ・ヴァレッタに代わって、現代に至るグループ総帥、ジャンニ・アニエッリが社長の座に就いた1966年春、新社長の指針を代弁するようにデビューした同社の中核モデル。'70年代から'80年代のフィアット車で慣例となった、開発ナンバー“124”をそのまま車名とした最初の一台である。ネーミング以外にも、徹頭徹尾けれん味の無いシンプルなスタイリング、4輪ディスクブレーキのほか贅沢に盛り込まれた当時最新のテクノロジー、そしてパワーに頼らない優れたバランスなど、その後のフィアットの技術的方向性を予見させる傑作サルーンであった。新設計されたエンジンはOHVの4気筒1197ccで、何の変哲も無いカウンターフローだったが何よりも小型・軽量が特徴だった。またスペースユーティリティーに優れたボディはミッレチェントよりも更に軽く、非凡なパフォーマンスの大きな助けとなった。デビュー年の1966年には、フィアットでは初めてのカー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。また同年のトリノショーでは1500/1600Sに代わる124スポルト・スパイダーが、更にその翌年には124スポルト・クーペがそれぞれデビューする。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1197cc 4 4速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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