フィアット 124スポルト・スパイダー

1966年1月~1985年1月

1966年にデビューした124スポルト・スパイダーは、旧来の1500カブリオレ及び1600Sカブリオレの後継車として、また124シリーズのスポーツバージョンとして、ベースモデルの124ベルリーナがデビューした'66年のトリノショーにデビューした。2280mmまで短縮されたフロアパンにはピニンファリーナのデザインとコーチワークによる明快でエレガントなボディが架装され、近代的でボクシーな124ベルリーナがベース車両とは思えないほどクラシカルで魅力的なイタリアンスポーツに脱皮した。エンジンは贅沢にもツインカムヘッドが奢られるが、これは1500の時代にOSCAのマセラーティ兄弟が、フィアット1200エンジンをベースに設計した旧DOHCではなく、当時フィアットでエンジンを担当していた名匠アウレリオ・ランプレーディが124用ニューエンジンと共に設計したベルト駆動の新世代エンジンである。1438ccの4気筒DOHCエンジンはかつての1600Sにも相当する90PSを発生、5速ミッションを介して、925kgのボディを170km/hまで引っ張った。'71年にはエンジンが1592cc・102PSと1756cc・114PSによる二本立て体制となる。'74年に124の後継車131がデビューすると、ベルリーナは同年、スポルト・クーペも翌年フェードアウトするが、特に北米で人気の高かったスパイダーのみは、北米向けに限って生産が継続され、'78年には1995ccにスープアップ、ATさえ選択可能となった。そして'82年には、ピニンファリーナ・ブランドながら遂にヨーロッパ市場に復帰、スパイダー・ヨーロッパと名付けられる。更に同年からスーパーチャージャーを装着したスパイダー・ボルメックスも追加され、結局この2種の最終モデルは1985年まで生産された。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1438cc 2 5速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

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