フィアット 128

1969年1月~1976年1月

第二次大戦後、フィアットのテクニカルマネジャーに就任し、同社のテクノロジーを支えてきた名匠ダンテ・ジアコーザが考案、FWDのパワートレーン配置に革命をもたらした“ダンテ・ジアコーザ”式前輪駆動は先ず傘下のアウトビアンキ“プリムラ”でテストされた上で、本家フィアットの、しかも主力車種たる“ミッレチェント”の実質的後継車に投入されることになる。こうして1968年、満を持して登場した128は、虚飾を徹底的に排したシンプル極まりない3ボックスボディの前端に、全くの新設計となるベルト駆動SOHCの4気筒エンジンを横置きに搭載、アウトビアンキ・プリムラ同様エンジンの脇にトランスミッションとデフを配置、不等長のドライブシャフトで前輪を駆動する“ダンテ・ジアコーザ”式前輪駆動が採用された。パワーは決して多くないものの優れたハンドリングとスタビリティー、そして何より驚異的なスペースユーティリティーを実現した128には、まるで当然のように同年のカー・オブ・ザ・イヤーが授与された。この128からは高性能版の“ラリー”、フィアットの伝統通りのスポルトクーペ、そしてパワートレーンを流用したエポックメイキングなミドシップスポーツ、X1/9が派出する。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1116cc 4 4速MT フロア FF 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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