フィアット初、そしてヨーロッパ中を見回してもパイオニアの一端を担う大衆車。メカニカルパートでは、1846ccから19PSを発生する水冷4気筒非分離ブロックSVユニットを搭載し後輪を駆動する、というエドワーディアン期としても既にコンベンショナルだった様式を採用するのに対し、ボディについては画期的な生産システムを採った。ローリングシャシーだけの販売で、制式ボディの設定がないのが普通だったこの時代、4ドアトルペードを制式ボディとして設定したクルマは、イタリアではこのゼーロが初めてだったのだ。そして、このボディのデザインを担当したのは、当時20歳にも満たなかった、若き日のバッティスタ・ファリーナ、つまりのちに自動車デザイン界の帝王となるピニンファリーナである。当時としては大きなヒットを収め、自動車をごく一部の大富豪だけの乗り物と考えていたイタリアでも、少しずつながら普及させる足掛かりとなった傑作である。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 | 定員 | 燃費 ※ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 1846cc | 4 | 3速MT フロア | FR | 4 | - | - |
燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。