フィアット 131ミラフィオーリ

1974年1月~1983年1月

ジャンニ・アニエッリ率いる新世代フィアットの口火を切り、デビュー年にはカー・オブ・ザ・イヤーも受賞した小型サルーンの傑作、124も'70年代中盤を迎えて旧態化は明らかなものとなり始めていた。そこで'74年に発表されたのが131ミラフィオーリである。ちなみに、ミラフィオーリとは1939年に旧リンゴット工場に代わって稼動開始したフィアット社の工場名。131ミラフィオーリはカロッツェリア・ベルトーネに託された、モダーンでシンプルなスタイリングを与えられた反面、メカニズムの点では4輪ディスクブレーキがリアだけドラムに戻されたことに代表されるように、主にコストなどの要求でエポックメイキングだった124からはむしろ後退した感が否めない。131ミラフィオーリには4ドアサルーンのほかにワゴンと、かつての124スポルト・クーペに代わる2ドアサルーンが用意された。エンジンは124時代と変わらずOHVだが、コッグドベルト駆動に近代化された1297cc(のちに1301ccに変更)と1597ccの二本立てで、それぞれ65PS、75PSを発生した。'78年には初のマイナーチェンジを受けると同時に、当時のヨーロッパで大流行の兆しが見えていたディーゼルエンジンが追加された。また、同年には2ドアサルーンに132用1995ccツインカムを搭載したレーシングも追加される。また'81年には2度目のマイナーチェンジが施され、ボトムの1.3/1.6リットルエンジンがそれぞれSOHC化、更にそれぞれDOHCヘッドが組み合わされたスーパー・ミラフィオーリがトップバージョンとして加えられる。しかし'83年にリトモの3ボックス版、レガータがラインナップに加わると同時に、131ミラフィオーリ・シリーズは消滅することになる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1585cc 4 4速MT 5速MT フロア FR 5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

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