1935年、ミラノショーに現われた、フィアット近代化の先駆けともいうべきモデル。独特のX型バックボーンフレームに、デュポネ式のIFS(前輪独立懸架)、そして4ドアピラーレスの、エレガントかつモダーンな流線型ボディが組み合わされた。この魅力溢れるボディは、当時としては極めて珍しい空洞実験によってスタイリングが決定されたもの。エンジンはバリッラ後期型のOHVユニットに、ちょうど2気筒をプラスしたような直列6気筒OHV1500ccで、45PS/4400rpmを発生、総重量1487kgの車体を115km/hまで引っ張ることが可能だった。’30年代中頃からヨーロッパ各国で立て続けに現われた進歩的実用車の一つだが、特にスポーティーでスタイリッシュなフィアット1500は、イギリスのようなアマチュア・モータースポーツ先進国では、エンスージアストたちに立派なスポーツサルーンとして扱われたといわれる。戦後’49年には、アメリカ車風のノーズにモディファイされた1500Eへとマイナーチェンジが施されるが、オリジナル1500のフレッシュな美しさはほとんど失われた。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 1493cc | 4 | 4速MT フロア | FR | 5/6 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。