フィアット 500

1936年1月~1955年1月

1936年に発表されたフィアット500は、イタリアのベーシックトランスポーターの歴史的傑作にして、ダンテ・ジアコーザの出世作でもある。当時の自動車テクノロジーの限界まで縮小し、最もイニシャルコストの安い車だが、単に大型車を縮小するのではなく、サイズに見合った新機軸を取りまとめて設計した世界初のミニカーであった。はっきりと2座席に割り切り、サイズ/重量を可能な限り節約する一方、たった569ccのベーシックカーとはいえ、直列4気筒エンジン、3、4速にシンクロメッシュの付いた4速トランスミッション、前輪独立懸架など、当時最新鋭のテクノロジーが贅沢に導入された。そのモダーンで愛らしいスタイリングから、イタリア語で廿日ネズミを意味するニックネーム“トッポリーノ”で呼ばれることが多い。トッポリーノの生産は第二次大戦後にも継続され、’48年にはヘッドをアルミ製のOHVとした500B、そして’50年にはフロント回りのスタイルを大幅にモダナイズした500Cに進化を遂げる。500Cのデビュー1年後には、魅力的なステーションワゴン版、“ベルベデーレ”も追加され、結局後継車たる600(セイ・チェント)に取って代わられる寸前まで、イタリア国内のベストセラーを保った。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 569cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る