フィアット 508Cミッレ・ミリア

1937年1月~1950年1月

当時の実用サルーンとしては異例にスポーティーな資質を備えていた“ヌオーバ・バリッラ”こと1100-508Cをベースに、1938年から少数が製作・市販されたマイクロ・レーシングスポーツ。当時最新の空力テクノロジー“カム・テール”を採用したイタリア最初のクルマで、模型による風洞実験の測定値ではCd値0.31というデータをマークした。エンジンは508Cヌオーバ・バリッラ用1.1リットルユニットを51PS/5200rpmまでパワーアップ、150km/hのマキシマムスピードをマークした。’38年4月には早速ミッレ・ミリアにエンター、“銀狐”ことピエロ・タルッフィ博士がドライブした508CSは見事クラス優勝を獲得する。翌’39年にはベルリーナのマイナーチェンジに合わせて1100Sに改称する。第二次大戦で一旦生産は途絶えるが、’47年にはフロント回りを超モダーンなグラフィックにモディファイした戦後型1100Sが再デビュー、結局ピニンファリーナ製の豪華な1100ESクーペに進化(レーシングカーとしては退行)する’50年まで生産された。戦後も’48年のミッレ・ミリアで総合2~3位を占めるなど、レースでの活躍は目覚しいものだった。写真は戦後型1100S。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1089cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

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2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

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