フィアット 508Cヌオーバ・バリッラ1100

1937年1月~1939年1月

1937年にデビューしたモダーン・フィアットの決定版。“ヌオーバ・バリッラ”は名乗るが、前任モデルとの共通点はエンジンの基本構造程度で、1935年の1500でセンセーショナルを巻き起こしたものとほぼ共通のテクノロジーを盛り込んだ、極めてモダーンなサルーンである。また、パワーユニットもボアを3mm拡大、その名の通り1100ccとなった。1500譲りの独特のX型バックボーンフレームに、ロワーウィッシュボーン+アッパーコントロールアーム/コイルのIFS(前輪独立懸架)、そして4ドアピラーレスの、エレガントかつモダーンな流線型ボディが組み合わされた。この魅力溢れるボディは当時としては極めて珍しい、空洞実験によってスタイリングが決定されたもの。1930年代中頃からヨーロッパ各国で立て続けに現われた進歩的実用車の一つだが、特にスポーティーでスタイリッシュなフィアット1100-508Cは、イギリスのようなアマチュア・モータースポーツ先進国では、コニサーたちに立派なスポーツサルーンとしても扱われたといわれる。1939年にはアメリカ車風のノーズにモディファイされた1100へとマイナーチェンジが施されるが、オリジナル1100のフレッシュな美しさは大いに失われ、デザイン的にはむしろ後退したといわれる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1089cc 4 4速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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