フィアット 514

1929年1月~1932年1月

イタリアン・ビンテージの底辺を支えた人気小型車509に代わって、1929年にデビューした514は、1リットル級の509からは大幅に拡大された1.5リットル級量産車である。SOHCエンジンをいち早く搭載するなど技術面でも極めて意欲的だった509に比べて、極めて穏当ながら凡庸なメカニズムを与えられていた。エンジンは当時としても平凡な水冷直列4気筒サイドバルブだが、排気量が1438ccまで拡大されたため、509のスポーツカー版“509S”をも上回る28psのパワーを得ていた。ホイールベースは2555mmで509と同じだが、標準型のほかに、ロングホイールベース版“514L”も追加された。また伝統に従って、34.5psまでパワーアップしたスポーティーバージョンの“514S”、さらに魅力的なレーシングスパイダー・ボディに、37psのハイチューンユニットを搭載したピュアスポーツカー、“514MM(ミッレ・ミリアの略)”も製作、プライベーター向けに販売され、その名の通り初期のミッレ・ミリア軽量級では大きな活躍を果たした。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 1438cc 2/4 4速MT フロア FR 2~5 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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