フィアット 519

1922年1月~1927年1月

超豪華車、520“スーペル・フィアット”に早々に見切りをつけたアニエリらフィアット首脳陣は、翌1922年にその普及モデルともいうべき高級車、519をデビューさせた。エンジンはもはやV12でこそないが、スーペル・フィアットに次いで分離式OHVヘッドを採用した直列6気筒4.8リットルで、77psのパワーを獲得していた。また、カンチレバー式ショックアブソーバーや油圧サーボ付4輪ブレーキなど、スーペル・フィアットにも採用されなかった先進技術も519には投入されていた。リアサスペンションは、スーペル・フィアット譲りのカンチレバー式とされたが、標準的な半楕円リーフのモデルもあり、こちらは特に519Aと呼ばれていた。サイズは、これもスーペル・フィアットほどの巨体ではないが、それでもホイールベースで3600mmに達する堂々たるもので、当時のイタリアでは最大クラスに属する一台であった。1925年にはエンジンを若干チューンアップする一方でホイールベースを3300mmまで短縮し、洒落たトルペードボディと組み合わせたスポーツモデル、519Sが追加されるとともに、519Aは一部に小改良を受けて519Bと呼ばれるようになった。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 4766cc 2/4 4速MT フロア FR 4~6 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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