フィアット 600

1960年1月~1969年1月

戦前・戦後を通じてイタリアのベーシックカーとなった二十日ネズミ“トポリーノ”ことフィアット500シリーズの後継車としてデビューした600は、'55年のデビュー以来、フィアットが期待した以上の大ヒット作となった。1960年、モアパワーを求めるマーケットのリクエストに応えて、633ccだった排気量を767ccへと大幅に拡大、600Dとなった。28.5psまでパワーアップされてマキシマムスピードは110km/hに達した。600Dが発売された'60年前後は、600シリーズにとっての全盛期とちょうど重なっていたが、同時期のイタリアで造られるすべての乗用車の4割を占めるに至ったのである。また、オリジナル600の時代と同様、あるいはそれ以上に600Dはスペシャルカーのベースとして用いられた。エンジンだけでなく、ボディまでも流用したものに対象を絞っても代表格のアバルト、ジャンニーニ、モレッティなど数多い。更にパワートレーンのみの使用となると、数え切れないほどのスペシャリストが600Dを題材に腕を振るった。600Dは'64年に後継車たる850に主力をバトンタッチしたのちも、ドアを後ろ開きにするなどの変更を加えて生産を継続、結局'69年まで造られた。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
D - 767cc 2 4速MT フロア RR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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