リトモに代わる、'90年代を見据えたセグメントBクラスのフィアットとして、'88年にデビューした。極めてモダーンな5ドアボディは、この時期のフィアット・デザインを一手に引き受けていた感のあるI・DE・Aのデザイン。ウーノで成功したパッケージング思想を更に発展、サイズの割には広大なキャビン/ラゲッジスペースが最大のセールスポイントだった。発表当初は5ドアハッチバックのみのラインナップだったが、'93年に安全対策を主とするマイナーチェンジが行なわれた際、やや遅ればせながら3ドアハッチバックが追加された。同じフィアットのテムプラ、ランチア・デドラ、アルファ・ロメオ155、及び145とフロアパンを共用し、この一連のシリーズの始祖となった。発表時のエンジンはすべて4気筒SOHCで、まずガソリンがベーシック版たる1.1リットルのFIREユニットから、ウーノ用1.3リットルを拡大した1.4/1.6リットルの3種。そしてEC市場では主力の一端を担うディーゼルは、1.9リッターとそのターボバージョンの2種が用意された。更に翌年には、1.8/2.0リットルのスポーティーバージョン“16V”が追加され、リトモ時代のアバルト125/130TCの後継車となった。我が国にはスイス仕様と共用になる'60年代以来の1.6リットルDOHC8バルブ+5速MTの“1.6DGT”、2リットルDOHC16バルブ+5速MTの“2.0-16V”、そして2リットルDOHC8バルブ+4速ATの“2.0GT”順でそれぞれ短期間輸入されたが、いずれも少数の販売に留まっている。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DGT | - | 1584cc | 5 | 5速MT フロア | FF | 5 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。