シャシー回りの基本コンポーネンツは従来と同じながら、ホイールベースを108インチから109インチへと1インチ延長しワイド&フラットなボディと組み合わせたのが1971年モデルからのマスタングである。ボディバリエーションはハードトップクーペ、ファストバッククーペ、コンバーチブルの3種。ファストバッククーペはスポーツルーフと呼ばれることの方が多かった。グレードはベーシックの他は豪華仕様のグランデ、スポーツモデルのMACH1、そしてホモロゲモデルのBOSS351で構成されていた。エンジンは標準に250CI(145PS)直列6気筒OHV。オプションに302CI(210PS)、351CI(240PS/285PS)、429CI(370PS/375PS)の各V型8気筒OHVが用意されていた。またこれらの他にBOSS351専用として351CI(330PS)があったが、これはこの年から新たにスモールブロックエンジンの使用を推奨することとなったNASCARとNHRAの車両ルール変更に即した純然たるホモロゲ仕様である。さらに429CIには前年の428CIと同じく強化&フルバランスドパーツと強化リアエンドを組み合わせたドラッグパックも設定されていた。マスタングは翌1972年になるとエンジンバリエーションが大幅に整理されてしまう。マスタングと429CIの組み合わせはわずか1年の命だったし、その他のユニットも排気ガス規制の影響で圧縮比を落とした結果パワー数値が大幅に低下。折しも導入されたSAEネットパワー表示がそれに拍車を掛けた。1972年度半ばまで存在していた266PS仕様の351CIはBOSS351のディチューン版であり、シリンダーヘッド、カムシャフト等を交換するだけでオリジナルの性能に戻すことができた。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
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マッハI | - | 5769cc | 2 | 3速AT 4速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。