78年11月に登場したホンダとしては久々のパーソナルカー。デビュー前に一部で噂されていた純スポーツカーではなく、ノッチバックルーフを持つ2+2のスペシャルティークーペだったが、フロアユニット、サスペンション、ステアリングなど、パワー/ドライブトレーンを除く各部はすべて新設計だった。アコードと共通の1.8リッターCVCCシングルキャブユニットによる動力性能こそクラスの標準にとどまるものの、FFの悪癖を感じさせないスポーティーかつ洗練されたハンドリングは、当時の国産車中の白眉といえるものだった。一部車種を除いて標準装備の電動スライディングルーフ、スピードとタコメーターが同心円上に並ぶ集中ターゲットメーター、メーターナセルに収められたラジオなどの装備も話題を呼んだ。当初のバリエーションは4種で、XTが標準仕様、XRがスポーティー仕様でアルミホイールなどを備え、XEおよびE(スライディングルーフなし)が豪華仕様でパワーステアリングを標準装備し、オプションでコノリーレザー張り内装が用意されていた。79年10月には廉価版のTを加え、ATはOD付き3速に改良。80年1月にガラスサンルーフ仕様が発売され、同年5月にはエンジンをCVCCIIに改めるなどのマイナーチェンジを受ける。81年10月に小変更および最上級グレードのXXRを追加、82年11月には後に“デートカー”というジャンルを築くことになる2代目が登場した。
全文を表示する
閉じる
グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 1750cc | 2 | 5速MT フロア | FF | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。