ジャガー Eタイプ

1968年1月~1970年1月

XK150の後継として61年3月のジュネーブショーでデビューした、60年代を代表する大型高性能スポーツカー。その美しいスタイリングと時速150マイルに達する高性能を、量産の結果、ほぼ同じ性能を持つアストン・マーティンの半額以下という低価格で提供した。2座ロードスターと、横開き式のテールゲートを備えたフィクスドヘッドクーペの2種類のバリエーションが用意されたボディは、コクピットから後ろをモノコックとし、その前にサブフレームを接合するという独創的な構造。サスペンションは、前は従来通りダブルウィッシュボーンと縦置きトーションバーの組み合わせ。後ろは新設計の独立懸架(Iアームとトレーリングリンクでロワーアームを形成し、アッパーアームはドライブシャフトが兼ねるという変形ダブルウィッシュボーンで、しかもコイル/ダンパーユニットは片側2本ずつ装着されていた)が導入された。エンジンはジャガー伝統の直6DOHCのXKユニットで、当初は3.8リッターだったが、64年に4.2リッターに拡大された。また66年にはホイールベースを230mm延長した2+2クーペが加えられた。67年には最大の顧客たるアメリカの安全基準に従い、ヘッドライトを40mmほど前に移動してライトカバーを廃止し、インストルメントパネル上のスイッチをトグル式からピアノキー式に替え、コラプシブルステアリングを採用するなどの変更が加えられた。さらに68年10月には大型化された前後のウインカー/テールランプユニットをバンパー下に移設し、サイドマーカーを装着、ダッシュ上面に厚いクラッシュパッドを張るなどのフェイスリフトが施され、シリーズIIとなった。同時に排気対策を施した対米輸出用エンジンの冷却効果を高めるため、ラジエターおよびエアインテーク面積も拡大された。シリーズIIは3年後の71年3月、シリーズIIIに切り替わる。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 4235cc 2 4速MT フロア FR 2 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

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