ジャガー XJ-S

1975年1月~1996年1月

75年2月に生産終了されたEタイプの後継モデルとして、75年9月にデビューしたジャガー・スポーツ。ただしEタイプが古典的なブリティッシュスポーツの伝統を受け継いでいたのに対し、XJ-Sはメルセデス450SLCなどと同じマーケットに属する豪華かつ高性能なパーソナルカー、あるいはグラントゥリスモである。その名が示す通り、 XJ-SのベースとなったのはXJサルーンで、ホイールベースを2590mmに切り詰めたサルーンのフロアユニットに、Eタイプを生み出したマルコム・セイヤーのオリジナルデザインをもとに、風洞実験を経て決定された4座クーペボディが載る。足回りはもちろんサルーンと共通の全輪独立懸架で、ブレーキはサーボ付きの全輪ディスク、6JKリムの軽合金ホイールが標準(サルーンにはオプション)で付く。ステアリングはサルーンよりややクイックなギア比を持つ、パワーアシスト付きのラック&ピニオンである。長いボンネットの下には、電子制御燃料噴射を装着して289PS/5500rpmのパワーを発生する、XJ5.3と共通のV12SOHC5343ccユニットが収まっていた。エアコンなどのアクセサリーを完備するため、車重は1687kgに達したが、4速MTあるいは3速ATギアボックスを介して最高速度は242km/h(4速MTの場合)と公表されていた。81年7月に高性能・低燃費のHE(High Efficiency)エンジンに換装されXJ-S 5.3 HEとなり、83年には、新設計の直6DOHC3.6リッターユニットを積んだ3.6と、タルガ式トップと折り畳み式のリアウィンドーを持つ3.6カブリオレを追加。さらに85年には5.3(V12)にもカブリオレを加えた後、88年にはカブリオレに代わってフルオープンの5.3コンバーチブルを追加。その後96年まで生産され、XK8に後を譲る。

全文を表示する

閉じる

グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
(名称なし) - 5343cc 2 4速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

カタログトップへ戻る