発表から6年を経て、XK120は140へと進化する。外観上の最大の相違はグリルベーンの本数が減り、鋳造品が採用されたフロントグリルに。正面を向いたジャガーマークのエンブレム“グローワラー”も新装のグリル内に埋め込まれた。また、増加した交通量に対応するためヘビーデューティーなバンパーが採用された。XK140では、ほとんど完成していたエクステリアデザインには手が加えられることは少なかったが、居住性、リライアビリティーについては大きな改善が施された。エンジン搭載位置を前進、クーペのルーフ後端ラインを修正することによって、レッグルームを含む室内寸法は大幅に向上、実用に足るリアシートが新設された。また、既にゴルフクラブ等長尺物を収納するため、リアシートバックの上部をトランクスルー構造とする親切設計である。エンジンは、XK120の後期にオプション設定されていた190PSのXKエンジンが160PS版に替わって標準となり、Cタイプ・レーシングモデルのシリンダーヘッドを搭載した210PSエンジンが特別装備として用意された。140に搭載のCタイプヘッドは赤く塗装され、カムカバーにもその素性を示すバッジが着けられた。また、140からレイコックドノーマンビルのオーバードライブがオプション設定され、オープン2シーターを除く2モデル(FHCとDHC)では、後期型よりボルグワーナーの自動変速機も装備可能となった。前記のエンジン搭載位置の変更等により前後アクスルへの過重はほぼ50:50となり、ハンドリングの向上に大きく寄与することとなった。写真はロードスター。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(名称なし) | - | 3442cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 2 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
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