1931年10月のロンドンモーターショーに発表されたスワロー社(’33年にSS社に改称。のちのジャガー)初のオリジナル車。このモデルで、スワロー社は従来の改造車コーチビルダーから本格的な自動車メーカーへの脱皮を図った。パワーユニットは“スタンダード12HP”用の直列6気筒サイドバルブ2054cc(オプションで2552ccも選択可)がそのまま搭載されるが、シャシーは同じくスタンダード社から供給されるとはいえ、SS1専用に設計されたものだった。このSS1を特徴づけるトピックスは2つ、ボディスタイリングと価格である。ホイールベース2840mmのシャシー上に架装されるボディは、スマートにデフォルメされたカタログイラストを思わせる超ロングノーズに極めて低いルーフで、ベントレーやラゴンダなど当時の超高級車を思わせる、極めてゴージャスなプロポーションを誇示していた。しかも、その販売価格はそれら高級車の半分、あるいは3分の1に過ぎなかったのだ。デビュー当初、ボディバリエーションは4シーターのフィクスドヘッドクーペのみだったが、’33年1月には4シーターコンバーチブルの“トゥアラー”、’33年10月には世界的な流線型ブームに合わせた“エアライン・クーペ”と“サルーン”、そして’35年3月にはドロップヘッドクーペが追加された。ウイリアム・ライオンズの目論みは見事に当たり、低価格とスタイルでSS1は大きなヒットを呼ぶことになる。
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グレード名 | 型式 | 排気量 | ドア数 | シフト | 駆動方式 ※1 | 定員 | 燃費 ※2 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
フィクスドヘッドクーペ | - | 2054cc | 2 | 4速MT フロア | FR | 4 | - | - |
1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。
2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。
価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。
販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。
実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。
2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。
2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。
どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。
保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。