ランボルギーニ ハラマ

1968年1月~1977年1月

1970年3月のジュネーブショーにてデビューしたランボルギーニ最後のFRスポーツがハラマ400GTである。ジャンパオロ・ダッラーラの後を継いでランボルギーニ技術陣のトップの地位に就いた若きエンジニア、パオロ・スタンツァーニが後のカウンタックとウラッコで開花させる、スペース効率の鬼のような理想主義的パッケージングに初めて挑戦したモデルである。400GTに搭載されたものと同じV型12気筒4OHC・3929ccエンジンと5速ギアボックスをキャビン内深く侵入させ、実に2380mmという400GTよりも170mmも短いホイールベース内に、長大なV12エンジンと2+2のシートアレンジを実現して見せた。ミウラで大成功を収めて以来、ランボルギーニのボディデザインを委ねられたカロッツェリア・ベルトーネと同社のチーフ、マルチェッロ・ガンディーニは、ハラマ独特のパッケージングを生かし、極めてモダーンながらアグレッシブになり過ぎないスタイリングを実現した。ハラマは発表当初から先代モデル“イスレロ”の高性能版Sと同じ350PSユニットが搭載されたが、更に'72年には365PSのスープアップしたハラマSに発展、同時にデビュー当初からの熱問題が解決され、またエアコンディショナーやオートマチックも注文可能となった。'78年にラインナップから消えるまでの生産台数は327台に留まるが、このハラマ・シリーズこそが理想のランボルギーニであったとフェルッチオ・ランボルギーニ自身が語っていたことは特筆に価する事実であろう。

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グレード名 型式 排気量 ドア数 シフト 駆動方式 ※1 定員 燃費 ※2 価格
400GT - 3929cc 2 5速MT フロア FR 4 - -

1.ドライバーが任意で駆動を2輪・4輪を切り替える事が出来る4WDを「パートタイム」、車両の設定で常時又は可変又は切替えを行う事を主とするものを「フルタイム」として表示しています。

2.燃費表示はWLTCモード、10・15モード又は10モード、JC08モードのいずれかに基づいた試験上の数値であり、実際の数値は走行条件などにより異なります。

価格は販売当時のメーカー希望小売価格で参考価格です。消費税率は価格情報登録または更新時点の税率です。

販売期間中に消費税率が変更された車種で、消費税率変更前の価格が表示される場合があります。

実際の販売価格につきましては、販売店におたずねください。

2004年4月以降の発売車種につきましては、車両本体価格と消費税相当額(地方消費税額を含む)を含んだ総額表示(内税)となります。

2004年3月以前に発売されたモデルの価格は、消費税込価格と消費税抜価格が混在しています。

どちらの価格であるかは、グレード詳細画面にてご確認ください。

保険料、税金(除く消費税)、登録料、リサイクル料金などの諸費用は別途必要となります。

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